2010年1月29日金曜日

喜ぶカラダ

新年明けましておめでとうございます。


年明けから連続していた舞台もひと段落
やっと年明けのようで、ほっと一息・・


ソケリッサの話から


今年は年始早々練習があり、終了後に
メンバーと初詣に行き一年の幸せを願い、皆で手を合わせてきました。

現在のメンバーは5名。平均年齢60才手前くらいでしょうか、
神前にて無骨な手を合わす横顔を盗み見て
皆何を願っているのかとつい想像します。

おみくじも引きたかったのもあり、
さい銭は皆で200円を投入し、神前にて手を合わせました。
取引的思考が働き、金額が少ないと、ご利益もそれなりと
つい思ってしまいますが・・
ひいきは無い(はず)。

1月16日浦和大、1月24日岐阜県多治見で踊ってきましたが
すっかりたくましく人前にて表現をする、おじさん達を見ると
その懸命な姿は輝き、生命エネルギーを感じます

物質的な平等は無くとも、心が豊かになるということは
誰も皆平等に分け与えられている自然的要素なのでしょう

さておみくじを引くと3名が大吉、後は吉や中吉といった良い結果でしたが
そこに一喜一憂することも無く、おじさん達は平然としていました。
質感の無いものには左右されないのか、散々神頼みをして
上手くいかなかったからなのかよくわかりませんが
簡単には揺れないようです。

ちなみに無感動では無く、人前で拍手をもらった時は喜びを
感じているのが 強く伝わり、子供達の前にいると
皆目じりが下がります・・

やはり感覚にリアルに響くものには本当に素直な反応です。

返せばソケリッサの最初の公演が2007年、今までのその約3年の間で
初期メンバーのおじさん達とはもう10回以上も共に人前にて踊り
緊張、感動そして喜び等の感情を共感してきました。

良くあるハリウッド映画で、苦難を共にした主人公とヒロインが
恋に落ちるようなシーンがありますが、苦難を共にしたおじさん達との
絆は、始めに比べ数倍強いものに変わりました。

・・言うまでも無く恋に落ちようとは思いませんが。



人間、お互いが共感し、感情を共有することの
重要性をひしひしと感じてしまいます。

おじさん達は帰って家庭があるわけでもなく,友達付き合いが
頻繁に無い場合 、ほとんど他人と話す機会ない日常のおじさんもいます。

日常に 大きな変化が無ければ、同じ話を繰り返してしまう気持ちも
良く解り、毎回初めてのように聞く事は必要であると思います。

まあ、あまり繰り返しだと「では踊りましょうか」
と流れを摩り替えてしまいますが。



ソケリッサの今年の目標は、夏の東京、大阪での舞台公演、
秋の屋外パフォーマンスを軸に、学校や施設、企業訪問での講演、
ワークショップ等、行いたいと思っています。

あくまでも予定なのですが、流れを楽しみにしたいと思います。

それにしても毎年ながら、たくさんの人と知り合い
自分や活動に対し、本当に良くしてくれる事に感謝します。

引き続き皆さんのご協力の下そして共に進んで行く事が、
自分達の強い励みになります。


本年もいっそうの御愛顧よろしくお願いします。





今回はひとまずこの辺で・・