2015年1月23日金曜日

恐ろしい事

映像など見る。

経験上、触れたことのないモノに関しては意志を持って留めようとしない限り身体に響いてこない。触れるとは、質感、その場の匂いや、気温など、身体感覚を通して対象を目の当たりにする事。
そこで、喜び、戸惑い悲嘆など自分の感情が大きく動けば動くほど強烈な記憶となって身体に残る。幼いの頃の記憶で残っているのは、母親の背中に揺られ山登りをして嬉しかったことや、野犬に追われ恐ろしかったことなど自身の感情が大きく動いた事など。
物心付いてからも強く残っている記憶はそう。その記憶に対象が、多少なりともリンクするものは身体に響いてくる。近年、目の前にあるものはどんどん流れようとする、触れたものでさえ留まらずサラサラ流れていく状況が恐ろしい。心や感情を動かさなくなれば、いざリアルな景色に触れても麻痺をして何も感じない。

死は今までに何度か触れた。それは最強な悲しみ。
目の前で殺害されそうになっている人を見過ごすことに抵抗を感じる。
自業自得だどうのこうのの前に私はとにかくそう思う。




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